1872年に設立されたサンモール・インターナショナルスクールは、アジア最古であり、日本初のカトリック教育機関でもあります。フランスのサンモール修道会の修道女によって創立され、幼稚園から高校までの英語教育を提供する中規模校(定員約500名)です。現在、文化的・宗教的に多様なコミュニティにサービスを提供し、生徒一人ひとりの個性や才能を伸ばす教育を行っています。定員500名ほどの中規模校
目次
サンモール・インターナショナルスクールについて
場所と施設
場所と施設
横浜市山手地区に位置するサンモール・インターナショナルスクールのキャンパスは、最新設備を備えた5つの主要施設が自慢です。
ファインアートセンター:受賞歴のある施設で、生徒の創造性を最大限に引き出します。
サイエンスセンター
教室棟
ロボット工学・コンピュータラボ
図書館
屋外遊び場
また、2021年4月にオープンした「クーガーカフェ・アクティビティ&スポーツセンター」は、生徒や教職員に多目的な利用が可能な空間を提供しています。この施設には、広々としたカフェテリア、観客席付きの屋内スポーツエリア、さらに多彩な活動に対応可能な活動室が完備されており、生徒たちの成長を多方面から支えています。
カリキュラムと学術プログラム
サンモールでは、インターナショナルプライマリーカリキュラム(IPC)、IGCSE、国際バカロレア(IB)など、国際的に認知されたカリキュラムを採用し、生徒の発達段階に応じた学習を提供しています。
モンテッソーリ幼稚園
2歳半から5歳以上の子どもを対象としたモンテッソーリプログラムでは、異年齢のクラスを特徴としています。この環境では、年齢の異なる子ども同士が学び合い、尊重し合う文化を育みます。一人ひとりが自分のペースでカリキュラムを進め、独立心と学ぶ楽しさを養います。
小学校
探求型学習が小学校の教育の基盤となっています。IPCを中心に、歴史、科学、社会、地理などを学びます。また、リーダーズ&ライターズワークショップや「デイリー5」などのプログラムを通じて、読解力や文章力を高めます。その他、言語、数学、宗教教育、体育など幅広い科目を学びます。
中学校
中学校では、英語、数学、自然科学といった基礎科目に加え、ドラマ、スタジオアート、コンピュータサイエンスなどの選択科目を提供しています。7年生では1つの選択科目を選び、8年生でさらに深く学びます。8年生の終わりには、9年生で学ぶ2つの選択科目を決定します。選択肢には、IGCSEコンピュータサイエンス、IGCSE視覚芸術、IGCSEドラマなどがあります。さらに、日本語、IGCSEフランス語B、IGCSEスペイン語Bから1つの言語を選択します。
高校
高校では、9年生から12年生までの4年間、IGCSEとIBカリキュラムに基づいた厳格な教育が行われます。11年生からは全員がIBプログラムに参加し、22のIB科目から選択可能です。少人数制クラスのため、個別指導を受けやすく、卒業生は世界中の名門大学への進学実績があります。
学術的成果
2024年、サンモールの生徒たちはIGCSEおよびIB試験で際立った成果を収めました。10年生が受験したIGCSE試験では、成績の45.39%がAまたはA*、90%がC以上という結果を達成しました。また、音楽の全受験者がAまたはA*を獲得するなど、特定科目での優れた成果が光ります。
IBディプロマプログラムでは、卒業生の96%がディプロマを取得し、世界平均の80.1%を大きく上回りました。平均得点は35.3ポイント(満点45ポイント)で、これも世界平均の30.3を超えています。さらに、14名がバイリンガルディプロマを取得し、2名が満点の45ポイントを達成しました。
教室外での活動
サンモールでは、学業以外にも豊富な活動を提供し、生徒の全人的な成長を支援しています。
学術サポート: 放課後に提供されるアカデミックサポートプログラムでは、中高生が毎日さまざまな科目の指導を受けられます。
課外活動: 幅広いクラブや課外活動があり、生徒の興味や特技を伸ばす場を提供しています。
校外学習: 校外学習を通じて、教室での学びを実体験に結び付けます。最近では、三菱みなとみらい技術館や森永製菓工場、上野科学博物館への訪問が行われました。
サマースクール: 2歳半から高校3年生までを対象としたサマースクールプログラムでは、学業と個人の成長の両方を支援する多様な活動を提供しています。
大学進学指導: 専任のカウンセリングチームが、生徒一人ひとりに合った進路を提案し、名門大学への進学をサポートします。
入学プロセス
問い合わせと申請
オンラインの事前申請フォームを提出することから始まります。資格が確認されると、正式な申請リンクが提供され、必要な書類(学業成績、教師推薦状など)を提出します。
評価
1年生から11年生までは、英語と数学の評価が行われます。1年生から3年生の評価は主にキャンパス内で実施されますが、海外在住の申請者には仮承認が出され、来日後に評価が行われます。4年生から11年生の評価は、より詳細に行われ、リモート評価も可能です。これらの評価は、学年ごとの学術的準備や適性を確認し、サンモールでの学びに向けた準備を整えることを目的としています。
承認
評価後、完全承認または条件付き承認が行われます。条件付き承認には、生徒の成功を支援するための特定の要件が含まれます。
サンモールを選ぶ理由
伝統的価値観: 約150年にわたり、生徒に強い道徳心と市民意識を育んできました。生徒行動プロファイルや修復的実践など、倫理的で責任感のある個人を育てる指針が整っています。
多文化・多宗教コミュニティ: 40か国以上からの生徒を受け入れ、動的で国際的なカリキュラムを通じてグローバルな視点を育成しています。カトリックの精神に基づき、文化的・宗教的な多様性を尊重し、相互理解を深めます。
革新的な教育: モンテッソーリシステム、IPC、IGCSE、IBなど、アジアで最初に採用した学校の一つとして、常に教育革新の最前線に立っています。
少人数制クラス: 生徒8人に対し教師1人という少人数制と、約500人の学生数を誇るサンモールでは、一人ひとりへの丁寧なサポートが可能です。教師との密接な関係を通じて、生徒は学業面だけでなく、個人の成長においても充実したサポートを受けることができます。
結論
サンモール・インターナショナルスクールは、伝統を尊重しつつ革新を追求する教育を提供しています。多文化コミュニティ、厳格な学術プログラム、全人的成長への取り組みにより、日本で際立った選択肢となっています。アジア最古の国際学校として、約150年間にわたり学びの場を提供し続けています。